タイパーであるSuperRareがタイピングに関するブログを書いています。
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日本において実務競技は、まだまだマイナー競技だと思います。珠算、電卓、ワープロ、コンピュータ(アルゴリズム等)、簿記、速記が実務競技です。
それぞれの大会には全国レベルの大会があります。全日本珠算選手権大会、全日本電卓競技大会、全国パソコン技能競技大会などの大会があります。全国商業高等学校協会の加盟校であれば、高校生向けの全国大会にも参加できます。ただし、地方予選があります。
高校生でもし全国レベルの実務競技大会に参加したい場合は、春季に行われる都道府県予選で上位に入る必要があります。地方予選で上位になった団体、個人が全国大会への切符を手にします。
全国の上位クラスになれば、当然ながら土日休みでも部活はやります。ちなみに、私は和プロ競技でしたが、朝練習があって、放課後にも練習がありました。機会があれば、遠征にも行っていました。
全国高等学校ワープロ競技大会の場合、本番は10分間です。晴れの舞台、最後の10分間のために地道な練習を行っていきます。上位クラスは10分間に2000字は軽く超えます。しかも、今は毎日パソコン入力コンクールで実力を兼ね備えた人たちが、10分間の記録を更新するなど目が離せない状況です。
ワープロ競技の場合は個人戦と団体戦があります。団体戦は3人の純字数の合計で競います。
総字数-(エラー数×10)=純字数
ワープロの大会は主催団体によって計測時間が変わってきます。毎日パソコン入力コンクールの場合は5分、全国商業高等学校協会が主催する大会では10分、日本情報処理検定協会が主催する大会も同じく10分。インテルステノ(国際情報処理連盟)が主催するインターネットコンテストでは各言語とも10分間で行われます。
なお、インテルステノが主催する大会はインターネットコンテストと、オフライン大会があります。ちなみに、次回のオフライン大会は来年にドイツのベルリンで行われます。このオフライン大会は2年に1度行われる大会です。
インテルステノ主催大会への日本人の参加は昨年からです。今年で日本人が参加するのは2年目になります。インテルステノはかなり前から大会を行っています。ただ、さきほども書きましたが、日本人がインテルステノ主催大会に参加をし始めたのは去年からです。今年行われたインターネットコンテストの成績については以下にURLを示しますので、ご覧いただきたいと思います。
参考ページ
私自身がタイピングを始めたのは小学校の高学年。ソースネクストが販売している「特打」をやっていくうちに、タイピングが出来るようになりました。のちにセガの「タイピング・オブ・ザ・デッド」でさらに腕を磨き、全国商業高等学校協会の全国高等学校ワープロ競技大会で上位入賞することが出来ました。
中学生の頃はe-typingの存在までは分かっていましたが、こういった世界大会があることは全く分かりませんでした。それどころか、自分が中学生のころがおそらく世間的にもタイピングのブームに火が付き始めたころだと思われます。
日本人がインテルステノ主催大会に初めて参加したのが昨年のことなので、また多くの人がタイピングの世界大会があること自体知らないのが現状です。
日本人が昨年にインテルステノ主催大会に参加したことで、タイピング競技の幅は広がっていくことと思います。国内大会もまだ多いというわけではありませんが、世界大会への道は開かれました。そこにはいろいろな日本人の、特に日本を代表するエースの方々の頑張りによって、インテルステノ主催大会をはじめとする世界大会への道は開かれたのです。
さあ、来年はドイツのベルリンでオフライン大会が行われます。テキストプロダクション、テキストコレクション(文書訂正)などの部門があります。興味がある方はぜひとも参加をしてみてください。
オリンピックが盛り上がっています。連日、日本人選手のメダル獲得。このメダル獲得ラッシュに日本は大いに盛り上がっています。
それはタイピングの世界においても同じです。今年度もたくさんの日本人選手がインテルステノ(国際情報処理連盟)主催のインターネットコンテストに参加し、今年は日本人選手が世界一になりました。
インターネットコンテストは毎日開催されています。毎年1000人以上といった小規模の大会なのですが、記録を残すためにはハイレベルな技術が求められます。年齢別に足切りルールが設けられていますので、その点に注意が必要です。
12歳以下: 分速150文字以上 ミス率1%以下
13~16歳: 分速180文字以上 ミス率1%以下
17~20歳: 分速200文字以上 ミス率1%以下
21歳以上: 分速240字以上 ミス率1%以下
参照:http://www.typist.jp/intersteno/internetcontest2016_jp.pdf
ただ速く打てればいいというだけはなく、正確性も当然ながら求められます。それがタイピングの世界というものです。
インターネットコンテストでは2つの部門が存在します。母国語部門と多言語部門の2つです。母国語部門に参加すると、多言語部門には参加できません。
少し前までは日本語が選択できなかったのですが、全日本タイピスト連合代表の隅野氏の尽力もあり、日本語が言語選択に追加となりました。インターネットコンテストで選択できる言語の多くはヨーロッパで使用されているものが主です。そこに日本語が加わったのは非常に大きいのです。
多くの日本人は当然ながら多言語部門に参加をします。多言語部門に参加するにあたっては、たくさんの言語を覚える必要があるのかという心配を持つかもしれません。しかしながら、言語そのものを覚える必要は特にありません。
確かに色々な言語を知っていれば、単語そのものを知っているわけですから入力をする上では有利に働きます。特にドイツ語の場合は、一つ一つの単語が長いためにミスタイプをついついしてしまいがちです。現に私もミスタイプが多すぎたために失格になっています。
多言語部門に参加するにあたっては、それぞれの言語のキーボード特性について知っておく必要があります。QWERTY配列のイメージで多言語部門に臨むと失敗します。フランス語、ドイツ語、イタリア語と色々な言語があるわけですが、AZERTY配列(フランス語など)や、QWERTZ配列(ドイツ語など)といったように、すべての言語がQWERTY配列で統一されているわけではありません。QWERTY配列に似たような形ではありますが、細かいところでは違ってきます。
たとえば、ドイツ語などで使われるQWERTZ配列ですが、QWERTY配列と違うところは、TとZの配置が異なるところです。
多言語部門を攻略するためにはトレマのような特殊文字の入力方法を覚える必要があります。今年度のインターネットコンテストにあまり時間を費やさなかった私の場合、特殊文字対策をあまり行わなかったので、特殊文字が現れた瞬間にスピードダウンしてしまいました。インテルステノで多言語部門を攻略したいと考えている人はキー配置はもちろんですが、特殊文字についても攻略をする必要があります。
日本人にとって馴染みのない言語がインテルステノ主催インターネットコンテストには出現します。それはロシア語です。これは配列うんぬんよりも、まず文字が読めない。ロシア語の入力が出来るかどうか。多言語部門を攻略するうえでおそらく一番キーになってくるところだと思われます。アラビア語が出てくるか出てこないかについては分かりません。ただロシア語やアラビア語を入力するとなれば、かなりやりこむ必要があると考えます。
多言語部門で選べる言語は10以上あります。その選択した言語の合計点で競うのが多言語部門です。この部門はたくさんの言語を打てた方が有利です。私は今回3つの言語しか記録を残せていません。ドイツ語については足切りで資格になっています。このことからも、たくさんの言語を打てて、かつ各年齢で設けられた足切りルールをクリアしなければ勝機はないということです。
国際的にはマイナーな競技ではあるのですが、もちろん多言語が入力出来た方が将来何らかの役には立つということです。しかも年齢を重ねるごとに基準が厳しくなります。正直、21歳以下のミス率1%と21歳以上のミス率1%では大きな違いがあります。21歳以上では分速240字以上でかつミス率0.5%ということですので、ドイツ語などの長い単語が出てくるものについては神経をかなり使うことになります。
そんな中ですが、今回のインターネットコンテストでは10位以内に日本人選手が何人か入っています。多言語入力に長けた達人が日本人には多いわけです。今年のインターネットコンテストで10位以内に日本人が何人も入ったことから、来年は確実にマークされると思います。
そんなインターネットコンテストについて、来年挑戦をしてみたいという人は全日本タイピスト連合の公式サイトにて確認をしてみてください。
当たり前なのですが、上には上がいるということです。
毎日パソコン入力コンクールの英文部門では国内3位の成績をとったことがあるわけなのですが、それでもかなわないわけですね。
というのも、一位のタイパーの成績を見てください。500CPMになっているのが確認できるかと思います。500CPMというのは、1分間あたりに500ストローク打っているという意味です。したがって、毎日パソコン入力コンクールのルールに合わせてみると、5分間においては2500CPMと単純計算で算出することが出来ます。毎日パソコン入力コンクールの段位表に照らし合わせてみると、2500CPMというのは4段から5段ほどの成績ということになります。
ちなみにタイパー辞典と毎日パソコン入力コンクールの過去の成績を参照してみると、今までに英文部門においては7段の取得が最高です。7段というのは3800点です。これを見ても、相当な速さであるということが分かります。まだ8段以上の成績を残したタイパーはいないようなので、もし興味がある人がいれば8段以上に挑戦してみるのも良いでしょう。8段はちなみに4200点ということですから、相当な練習が必要になります。またノーミスで打つことが当然ながら求められると思います。
今までと少し書き方を変えてブログの記事を書きたいと思います。
さて、この夏休み中に毎日パソコン入力コンクールの秋季大会に向けて、毎日練習をするという人も多いと思います。私自身、次の毎日パソコン入力コンクールに出場するかどうかについては、まだ決めかねているところではあります。
というのも、次回行われる毎日パソコン入力コンクール秋季大会の問題は、今までに比べると打ちづらいような印象を持ちます。これは人によって打った時の感触は全然違うとは思いますが、少なくとも私にとっては打ちづらい文章になっています。ちなみに英文Bの方ですが、私自身が英文入力が苦手であるために、これまでと同じく5分でおおよそ2000ストロークくらいになるといった感じです。
英文入力の克服のために、タイプウェルを使って、まずは入力方法自体を見直そうと思ったことがあります。ここ最近はタイプウェル自体をあまりやっておらず、今年の2月に比べるとタイプウェルの成績が落ちています。英文入力で実際に競技に出ている方は分かると思いますが、長い単語が出てくると、それだけでスピードが落ちてしまうわけです。長文入力をする場合には、もちろんのことながらリズムよく打つということが求められます。長い単語が出てくることによって、リズムが大きく崩れてしまうと、それがじかにスピードを急激に落とすことにつながってしまうわけです。
それゆえに、まずは長い単語が出てきたとしても、リズムよく英語が打てるようにタイプウェルを使って練習をしたりするのですが、小指や薬指の入力が上手くできないためにジタバタした打ち方にどうしてもなってしまいます。これが一つの課題にもなっています。
ちなみに英文入力の打ち方を克服するために、右下の方にも表示がされていますが、Typeracerという参加で日々練習をしています。もうすぐ1000レース目に突入する感じですが、余裕を持って英文入力での400CPM(MegaRacer級)以上のスピードで打てるように練習を積み重ねていきたいと思っています。
さて、みなさんも知っていると思いますが、前回の毎日パソコン入力コンクール6月大会の和文B一般の部では私よりも上に二人のタイパーがいました。2位と私の差、そして1位と私の差というのは非常に大きなものでありました。私が打った記録でいくと5段のレベルということになります。しかしながら、彼らは9段であったり10段の記録を残してきたわけです。これが非常に大きな壁になりました。
ここで一度整理をしておきたいと思いますが、毎日パソコン入力コンクールでは単語登録や学習機能を使うことは禁じられています。ですから、ランキングに掲載されている人たちは単語登録や学習機能を使うことなく、実力で記録を残していった人たちということになります。当たり前ですが、私も単語登録や学習機能、そして予測変換を使ってランキングに掲載されているというわけではありません。ちゃんと実力でもってランキングに掲載されているわけなので、そこは誤解しないようにお願いをいたします。
YouTubeでも掲載されていますが、学習機能や単語登録、さらには予測変換を使うことなく、ちゃんとした形で大会に出場をしたということを証明するために、動画を撮っているタイパーもいるくらいです。現段階ですが、このようにしてYouTubeにて動画掲載をしているタイパーは基本的には10段くらいの成績を残している人が多いような気がします。これはYouTubeの方で「毎日パソコン入力コンクール 10段」という風に探していただければ、検索がヒットすると思いますので、もし興味があるという人は実践をしてみてください。そして、10段のペースというのはいったいどのように打っているのかということをよく研究してみると良いと思います。
特に和文においては、変換効率をどのようにして良くするかということが課題になってきます。無駄に変換を行うということは、それだけ時間をロスしてしまうことにつながってしまいますから、無駄な変換をなくしていき、かつタイプミスをしないようにするには、いったいどのようなことに注意をしていけばいいのかと言うことを常に考えて練習に励むべきです。これは高校生が参加する全国高等学校ワープロ競技大会の都道府県予選でも言えることです。全国高等学校ワープロ競技大会は全国商業高等学校協会の加盟校でなければ参加することは出来ませんが、もし毎日パソコン入力コンクールに参加をしようと思っている学生の方がいましたら、この夏休み中に変換の研究をしてみることをお勧めいたします。
あまり、まとまりのない文章になってしまったわけですが、せっかくお盆の入りにはいったということなので、競技タイピングの話をしました。今後の参考にしてみてください。